修験道は簡潔に言うと、

霊的な真理・真実を理解して心の浄化向上を図り、大自然の中で修行して功徳を積み、神通力・霊能力・超能力を獲得して、世の為、人の為、万物すべての為にそれを役立てて行く宗教ではないかと一般的に思われているんじゃないかと思います。


修験道って、

魔法を使い魔法を習うハリー・ポッターの魔法魔術学校のようで。ちょっと極端な考えの宗教なんじゃないかと、思われているかもしれません。


修験道は、

1400年程も前に始められたとても古い宗教なんです。そして幕末まで一般民衆の支持を得て、とても栄えました。 当時の日本の僧侶の50%近くが修験者であったそうです。


でも明治維新の時に、

国家神道を推し進めるために、神仏分離政策を行った明治政府に廃止させられてしまったんです。それから第二次世界大戦が終わるまで、ずっと途絶えていました。戦後は認められて復活しましたが、以前の様には戻りませんでした。しかし、復活の兆しが幾つかの地域で見られるようになって来ています。


さて、私が修験道を好きになったのは、

善なる物事に対して、こだわりが無いという点でした。様々な考え方を受け入れ取り入れて来た所です。具体的には、神道、仏教、道教、陰陽道などを取り入れて来た事です。この事から修験道は、執着しない自由な感覚の宗教であるんだなと思いました。以外でさえありました。


でも色々と学んで行くにつれ、

この事はまさに、心の執着やこだわりを解き放ち、自由自在の境地に至った蜂子皇子(はちこおうじ)さんや、役行者(えんのぎょうじゃ)さんが始められた、蜂子皇子さんや役行者さんらしい信仰であるなと思いました。


心の浄化向上に対して、

執着やこだわりが無く、善なる物事を自由に取り入れ、取り組んで行く宗教が修験道であると、私は思いました。



江原啓之さんは、

著書『 苦難の乗り越え方 』の中で、次のように書いています。


≪苦難のすべては、執着を絶ち、自分自身が解放されて自由を得て、愛を学ぶためにあります。生まれて来た以上、人類みんなに対してさまざまな愛情を持って見ることが出来る、そのたましいの成長こそが一番大切なのです。≫ と。


私なりにもう少しわかりやすく書いてみると

≪人生のすべての苦難は、自らの偏った狭い執着やこだわりを絶ち、選択肢を広く持つ事によって、思い込みによる行き詰まりやそれによる苦しみを無くして、自分自身が解放され自由を得るためにある。そしてまた、自分自身や他者に対する真の愛し方を学んで行くためにある。人類、生きとし生けるもの、万物すべてに対して真の愛でもって接することの出来るたましいや心の成長が一番大切である。≫


江原さんの文章を読んだ時、

こう言うことを蜂子皇子さんや役行者さんは、私達に伝えたいのではないかと強く思いました。


お釈迦さまも試行錯誤の末に、

極端な苦行という執着・こだわりを絶ち、自分自身を解放し自由を得て、自他共にとってバランスが良く適度な、≪涅槃=安心≫と≪慈悲=救済≫という善なる教え ≪ 中 道 ≫ というお悟りに至ることが出来ました。



だから私は、

 特に超能力を得たいとは思っておりません。

 超能力を得るために、修験道をやっている訳ではありません。

 在っても無くても、どちらでも良いと思っております。



それよりも、

 もっとも大切なのは

 真の愛の力(判断力、実行力)ではないかと思っています。

 最も強いパワーは、

 真に正しく愛する力だと思っているからです。



だから、

 真に正しく愛する力を獲得するために、発揮するために、

 新たな修験道を目指しております。





また私は、

 人生のすべての出来事が、

 人生そのものが、修行であり、修験道であると思っています。



だから私は、

 【修験道】という言葉の意味を、次のように考えて居ります。



それは、

 人生という、

 あらゆる経験体験を通して、

 行いや人格を、正しくすること。

 物事の理解を深める努力をし、感情ではなく客観的に考えて、

 心や行動が乱れないように、整えること。


 すなわち【修】。



そして、

 人生のさまざまな試練や困難
によって、

 隠れていて今まで気づかなかった、自分の心の本当の有様を、

 試し、試され、

 検査し、検査され、

 テストし、テストされ、

 あぶり出し、あぶり出されて、

 本当の自分の心の有様・状態を正しく知るということ。


 すなわち【験】。



そして、

 生き方。


 すなわち【道】。



まとめて見ますと、次のようになります。


 人生のさまざまな出来事や物事によって、検査されテストされて、

 今まで知らずに隠されていた自分の心の中の隅々まで正しく知り、

 この正しい結果に基づいて内観し反省して、行いや人格を正しく

 し整えて行く生き方・教え。



これが、

 【 修 験 道 】じゃないか。

 このように考えております。



こう考えて見ますと、

 まさに、一人ひとりの人生そのものが

 【 修 験 道 】なのだと思います。



修験道って本当は、とても身近な存在なんだと私は思っています。






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修験道とは